平成13年式、走行距離8.4万kmのコロナプレミオ(AT211)。
バッテリー上がりということで、バッテリー交換のご依頼をいただいたのですが、念のため専用テスターで充電状態を確認してみたところ、リップル電圧がかなり高く、オルタネーター異常が疑われました。
オシロスコープで充電時のリップル波形を確認してみると、明らかに異常な波形が見られました。
これは、ダイオードが短絡した波形か、ステータコイルが断線した波形のようです。
さっそくお客様の了解を得てリビルト品のオルタネータを手配し、交換しました。
オルタネータとバッテリーを交換後にリップル波形を確認したところ、正常な波形が見られました。
単純なバッテリー上がりと思いこみ、バッテリーだけを新しいものに交換していたら、数日後にまたバッテリーが上がってしまったことでしょう。
念のために点検して良かったです。