クラッチを踏むと異音がするということで入庫した、走行距離14.2万km、平成15年式のレガシー(BP5)。
音を聞いてみると、明らかにクラッチの異常なので、ミッションを降ろしてクラッチを点検することにします。
ミッションを降ろしてみると、レリーズベアリングがバラバラになっています。
クラッチカバーのダイヤフラムスプリングも傷だらけになっています。
この写真だけだと、簡単にミッションを降ろしたように見えますが、この車両はターボで4WDなので、ミッションを降ろすのにかなり苦労します。
上側は、インタークーラー、スターターモーター、レリーズシリンダーなどを外し、下側は、ドライブシャフト、マフラー、プロペラシャフトはもちろんのこと、エキゾーストマニホールドまで外して、ターボチャージャーを少し動かさないとミッションを降ろすことができません。
なかなかの難敵です。
ケース内をキレイに掃除して、新しいレリーズベアリングを装着し、エンジン側に新しいクラッチディスクとクラッチカバーを装着したら、再びミッションを組み付けます。
ついでに、レリーズシリンダーも新しいものに交換しました。
作業完了後は、クラッチを踏んでも異音はせず、快適な走行が可能となりました。