平成21年式、5.6万km走行のトヨタIQ。
トルコン太郎でCVTF交換のご依頼です。
今回は、オイルパン脱着・清掃は行わず、CVTFのみの交換です。
この車両は、クーラーラインのホースが外に出ておらず、また、レベルゲージも設けられていないため、すべてオイルパン下からの作業となります。
まず、CVTのオイルパンから、ドレンプラグとオーバーフローチューブを取り外し、オイルパンに溜まっている古いCVTFを排出します。
古いCVTFが排出できたら、オイルパンにアタッチメントを装着し、トルコン太郎を接続してCVTF循環式交換です。
今回、使用したのは、ワコーズさんのCVTFです。
循環交換を終えたら、オーバーフローチューブを装着し、規定量+αのCVTFを充填し、オーバーフローで量を調整するのですが、交換作業を行っているうちにCVTFの油温が上がってしまうため、オーバーフロー調整の規定の油温(35℃~40℃)まで温度を下げる必要があります。
ところが、この時期の気温では、放っておいたらいつまでたっても油温が下がらないので、スポットクーラーと扇風機で強制的にCVTFを冷まします。
油温が十分に下がったら、エンジンを始動して、規定の油温でオーバーフローさせて量を調整します。
オーバーフロー後は、ドレンボルトに新しいパッキンを装着して、規定のトルクで締め付けて作業完了です。