ホンダフィットにお乗りのお客様から、走行中にガタガタ振動するという連絡をいただき、すぐにお客様のところに状況確認にうかがいました。
試運転してみると、走行速度に応じたゴトゴトといった振動が伝わってくることがわかりました。
車を降りてタイヤを確認すると、(写真だとちょっと分かりにくいですが)左リアタイヤの一部がいびつな形に膨らんでいることに気がつきました。
タイヤを車から外して、縦方向から見ると、真ん中がマルク膨らんでいることがよくわかります。
バルブコアを外して空気を抜くと、波打つように変形しました。
タイヤはゴムだけでできているわけではなく、タイヤのトレッド部(接地面)は、カーカスと呼ばれるワイヤー状の金属やベルトと呼ばれるメッシュ状の金属等で補強されているのですが、真夏の炎天下のアスファルト上に長時間駐車していたことにより、これらの金属が断裂したか、熱膨張により変形してしまったのでしょうか。
タイヤの溝はまだかなり残っていましたが、6年前に製造されたタイヤだったため、お客様の了解を得て4本とも新品に交換しました。
このようなこともあるので、タイヤは早めの交換をおすすめします。