平成24年式、9.5万km走行の日産セレナ(HFC26)。
停車時にエアコンが冷えないとのことで点検してみると、ラジエターファンモーター不良でファンが回っていなかったので、ファンモーターの交換です。
ファンモーターを交換するためには、まずファンシュラウドを取り外す必要がありますが、なかなか簡単には外れてくれません。
まず、冷却水を抜いて、エアダクト、ラジエターアッパーホース、サブバッテリー、バッテリートレイ、ブラケット、CVTフルードパイプなどを外します。
それでも、ファンシュラウドは外れません。
このラジエターフィラーネックと呼ばれる部分が出っ張っているために邪魔になって、なかなか抜けないのです。
そこで、整備書には記載がありませんが、ラジエター上部のマウントブラケット左右を取り外すことにより、ラジエターを少し動かせるようにします。
こうすることで、かなり苦労はするものの、何とかファンシュラウドを取り外すことができます。
ファンシュラウドが外れてしまえば、あとはそう難しくありません。
ファンを外して、ファンモーターを交換します。
ファンシュラウドを組み付け、取り外した各パーツを元通りに組み付けた後、抜いた分の冷却水を補充して作業完了です。