平成22年式、2.6万km走行の日産ルークス(ML21S)。
エアコンのガス漏れで、他業者様からの入庫です。
この車種はスズキのOEMで、エバポレーターからのガス漏れに対して保証延長が出ていましたが、残念ながら入庫時点で既に保証期間は終了していたため、自費修理となります。
エバポレーターからのガス漏れが頻発している車種とはいえ、いきなりそこに決めつけるのは危険なので、蛍光剤入りのガスやリークテスターなどを用いてひととおり点検した上で、おそらく間違いないだろうと判断して作業にかかります。
まずは、メーター周り、オーディオ周り、グローブボックス周りを分解し、インストルメントパネルの取り外し準備にかかります。
そして、インストルメントパネルを取り外すと、エアコンユニットが見えてきます。
次に、エンジンルーム側から、ヒーターコアにつながるホースと、エキスパンションバルブにつながるパイプを外します。
そうすると、エアコンユニットを取り外すことができます。
さらに取り外したエアコンユニットを分解してエバポレーターを取り出すと、予想通りガス漏れの跡が見られました。
新しいエバポレーターは対策品らしく、少し形状が異なっています。
新しいエバポレーター、エキスパンションバルブ、サーミスタを組み付けたエアコンユニットを車両に取り付け、各部を元通りに組み付けたら、真空引きを行った後に規定量のガスを注入して作業終了です。