車検とは、正式名称を「自動車検査登録制度」といい、自動車が道路運送車両法に定める保安基準に適合しているかどうかを確認するために一定期間ごとに検査を行い、また自動車の所有権を公証するために登録する制度です。
今どきの国産乗用車であれば、そのまま何も整備しないで車検場に持ち込んでも、半数以上が検査に合格するかもしれません。
しかし、この検査に合格したといっても、検査時点で保安基準に適合していることが確認できただけであって、決して安全が保証されたわけではありません。
一週間後にはオルタネーターのベルトが切れてバッテリーが上がるかもしれませんし、1ヶ月後にはブレーキパッドがすり減ってブレーキが効かなくなるかもしれません。
そういうことにならないように、車検と同時期に24ヶ月点検・整備を実施しなければならないと法律で定められています。
信頼できるディーラーや整備工場であれば車検と同時にしっかりと点検整備を行いますが、格安を売りにしている車検代行業者の場合には、車検に通すだけで全く整備をしない場合もあります。
法で定められた点検を行わないことは違法行為ですし、何よりも危険ですので注意が必要です。
なお、自動車の分解整備を業務として行うためには、必要な人員や設備を備え、国土交通省の認証を受けなければなりません。
この認証を受けた整備工場は、認証工場としてこのような黄色い看板を掲げています。
認証工場でない整備工場で業務として自動車の分解整備を行うことは禁じられていますので、ご注意下さい。
さらに、当社では自動車整備賠償共済保険その他に加入しており、お預かりしたお車で事故を起こしてしまったり、当社の整備が原因でお客様のお車に損害を与えてしまったりといった万が一の場合に備えて、十分な補償ができる準備もしております。
車検は、ぜひ信頼できる整備工場で受けられることをおススメします。