平成8年式トヨタクラシック。
トヨタの市販車生産60周年を記念して、トヨダ・AA型乗用車をモチーフにしたクラシックモデルとして製作された珍しい車です。
5代目ハイラックス・ダブルキャブをベースにしているそうですが、ほぼ原形をとどめておらず、ボディの大部分がFRPにて成形されています。
今回は、左リアフェンダーの割れ、オーバーフェンダーの傷、サイドステップの傷などを修理します。
オーバーフェンダー部はFRPで形成されているのですが、ぶつかったフェンダーボディ部と分離しかかっていたため、表側と裏側に金属のステーを配し、オーバーフェンダーとボディを結合した上からFRPで補強を行います。
FRPの補修が終わればあとは通常の鈑金作業と同じ流れで、パテで表面を整形した後、サフェーサー塗装、仕上げ塗装と進みます。
サイドステップは、おそらくベース車のハイラックスのものと思われる金属製なので、鈑金で修理した後に塗装を行いました。
サイドステップ、リアドア、リアバンパーなどを組付けて完成です。