平成4年式のマツダ タイタン。
バキュームタンクの警告ブザーが鳴り止まなくなったということで入庫です。
この警告ブザーは、ブレーキの倍力装置等に利用する負圧が不足したときに鳴るものなので、まずは、バキューム点検を行います。
バキュームホースに負圧計を接続しエンジンを始動すると、みるみる圧力が低下して規定の負圧に到達し、エンジンを切ってもその負圧が維持されます。
つまり、バキュームポンプにもタンクにも異常がないということです。
次にバキュームスイッチの点検です。
このスイッチは少し前に交換したもので、点検の結果、機能に問題はありませんでした。
となると、あとは配線の短絡(地絡)しか考えられませんが、短絡箇所を探すのはとても困難ですし、修理も難しいです。
今回はおそらくメーター基盤内での短絡の可能性が高かったので、短絡箇所を探すのはやめて、新たに配線を引きなおすことにしました。
ブザーには、イグニッションONで黄色い配線からプラスの電流が流れます。
そして、緑色の配線がマイナスアースに接続されると音が鳴る仕組みのようです。
なので、ブザーの緑色の配線に新たな長いコードをつなぎ、
その先端を、バキュームスイッチに接続すればOKです。
古い配線は切断して、先端に絶縁テープを巻いておきます。
最後に、イグニッションONでブザーが鳴り、エンジン始動後しばらくしてブザーが鳴りやむことを確認しました。