平成7年式、6.4万km走行の日産アトラス(SM2F23)。
エンジン始動困難とのことでご入庫しました。
症状としては、朝一番でエンジンをかけようとすると、セルモーターは回るもののなかなかエンジンが始動せず、しつこくセルを回し続けると何とかエンジンが始動するというものです。
一度エンジンが温まってしまえば、再始動は難しくありません。
症状とこの季節から考えると、グローが働いていないことが推察されたので、まずグロープラグの電圧を測ってみると、やはり電圧がかかっていません。
グロー表示灯は一定時間点灯するので、グロータイマーは働いているようです。
グローリレーの手前まではグロー電源電圧がかかりますし、グロータイマーからリレーまでの導通、リレーからグロープラグまでの導通も問題ありません。
となると、残るはグローリレーの不具合ということになりますので、グローリレーの作動点検をすると、はやりグロリレーの不良でした。
新しいグローリレーと交換すると、無事、エンジンが一発始動するようになりました。