エスクァイヤHV 後部事故修理
追突事故で後部を損傷したエスクァイヤHV(ZWR80)。
相手方過失100%の保険修理です。
バックドアとリアバンパーが大きく変形しています。
リアバンパーを外すと、バックパネルも損傷していることがわかります。
スポット溶接を剥がしてバックパネルを取外します。
新しいバックパネルを溶接して取り付けます。
取り付けたバックパネルにサフェーサーを塗装し、接合部分にシーリングを施します。
バックパネルをボディ色で塗装します。
バックパネルの内側は、ボディ色ではなく内板色で塗装します。
新品のバックドアパネルも塗装して、
バックドアガラスその他の部品を付け替えて、新品のリアバンパー(色付き)を取り付けたら完成です。
タントカスタム ウォーターポンプ交換
平成19年式、15.1万km走行のタントカスタム(L350S)。
エンジンルームからの異音でご入庫です。
確認してみると、異音はウォーターポンプから発せられているようなので、ウォーターポンプを交換します。
ベルトとプーリーを外してみると、ウォーターポンプには水漏れ跡も見られました。
ウォーターポンプ交換後は、エンジンルームからの異音もおさまりました。
サニートラック 全塗装
平成5年式サニートラック(GB122)。
ボディ全塗装(オールペイント)のご依頼です。
元のボディには、各所に傷、凹み、錆などが見られました。
鈑金作業の前に、取り外し可能な部品はできる限り取り外します。
キズ、凹み、錆のある個所の塗装を剥がし、順に鈑金作業を進めます。
さらに、鈑金が終わったところからパテを施していきます。
パテ作業が終わったら、サフェーサーを塗装します。
サフェーサー塗装が終わったら、まず荷台以外をマスキングして、
最初に荷台を塗装します。
なお、荷台は、頻繁に荷物を積むことですぐに傷や凹みができることが予想されるため、鈑金は行わず塗装のみ行うこととなりました。
次に、ボディやドアなどを塗装していきます。
ちなみに、このボディカラーは、お客様の要望で調色した独自色です。
最後に、下回りのブラック塗装を行います。
ようやく完成です。
なお、このようにブログの記事にするとあっという間ですが、他の作業の合間に少しずつ進めていったので、作業開始から完了まで約4ヶ月を要しています。
レクサスLS460 トルコン太郎でATF交換
平成20年式、7.5万km走行のレクサスLS460(USF40)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。
ATF交換の内容は、いつもとあまり変わり映えがしないので、写真でざっと紹介します。
今回は、お客様のご希望により、安価な汎用フルードを15.5L使用して圧送交換した後、ワコーズATFセーフティスペックを15.5L使用して交換したので、交換後のATFは、ほぼ新油同様の透明度となりました。
ミラ 充電不良によりオルタネータ交換
平成19年式、11万km走行のダイハツミラ(L285S)。
バッテリーが充電されないとのことでご入庫です。
最初にバッテリーテスターにて充電状況を確認してみると、電圧はしっかり出ているのですが、リップル電圧が高めでした。
オルタネータ不良が疑われたので、オシロスコープでリップル波形を見てみました。
リップル波形は、典型的なダイオード断線の形を示しています。
これでは、見かけの電圧は出ていても、十分に発電することができません。
オルタネータ不良と判断されたので、さっそく部品を手配してオルタネータの交換です。
車両をリフトアップして右フロントタイヤとカバーを外せば、オルタネータはすぐそこに見えます。
外すのは簡単なのですが、そのままだとスペースがなくて取り出せません。
そのため、ドライブシャフトを少し動かして避ける必要があります。
ドライブシャフトを外すのは面倒なので、ナックルをストラットから切り離し、ロアアーム、ナックルごとドライブシャフトを下げることによって、オルタネータを出し入れするスペースを作りました。
オルタネータはリビルト品を使用しました。
オルタネータ交換後は、リップル波形も正常となり、しっかり充電されるようになりました。