整備事例

プリウス サスペンション交換

平成21年式、23万km走行のプリウス(ZVW30)。
サスペンション一式交換のご依頼です。
交換部品は程度の良い中古品です。

プリウス
カウルトップグリルなど取り外し
カウルトップパネル取り外し状態

フロント側のストラットを外すには、上側で、ワイパーアーム、ウインドシールド、ワイパーモーター&リンク、カウルトップパネル等を取り外す必要があり、ちょっとだけ面倒です。

ストラット交換前
交換前ストラット

下側は、スタビライザーリンクロッドと、ABSセンサーのケーブルなどを切り離せば、あとはナックルアームとボルト2本でつながっているだけなので、比較的、簡単です。

ストラット新旧
ストラット新旧
ストラット交換後
ストラット交換後
デッキトリムサイドパネル取り外し状態
デッキトリムサイドパネル取り外し状態

フロントに比べるとリアは簡単です。
デッキトリムサイドパネルを外すと、ショックアブソーバーを固定する上側のナットが見えてきます。
上側はナット1個、下側はボルト1本で固定されているだけなので、コイルスプリングが伸びないように、ジャッキなどで下から支えながら外します。
ショックアブソーバーが外れたら、アクスルビームを下げればコイルスプリングも取り外すことができます。

リアサスペンション新旧
新旧リアサスペンション
リアサスペンション交換後
リアサスペンション交換後

レジアスエース オルタネーター交換

平成24年式、26.9万km走行のレジアスエース(KDH201)。
エンジンルームから異音がするということで調べてみると、オルタネーターからの異音でした。
現状で発電状態は問題ないようでしたが、急に発電しなくなると路上でストップしてしまう恐れもあるので、走行距離から判断して、リビルト品と交換することとしました。

右フロントタイヤ取り外し
右フロントタイヤ取り外し
運転席シート取り外し
運転席シート取り外し

この車両のオルタネーターを交換するためには、まず、フロントタイヤと運転席シートを取り外す必要があり、先日のヴォクシーとは異なり、かなり面倒な作業となります。

エアコンコンプレッサー
クーラーコンプレッサー

さらに、オルタネーターの上側には、クーラーコンプレッサーやエアクリーナーホースその他があるので、それらを先に取り外す必要があります。

コンプレッサー取り外し
オルタネーター取り外し状態

上から下から作業をして、ようやくオルタネーターを取り外すことができました。

新旧オルタネーター
新旧オルタネーター

取り外しの逆の手順で取り付けて、作業完了です。

ヴォクシー オルタネーター交換

平成20年式、20.7万km走行のヴォクシー(ZRR70)。
オルタネーターから異音がするとのことで、オルタネーターの交換依頼です。

ヴォクシーZRR70
オルタネータ取り外し状態
ベルト、オルタネーター取り外し
オルタネーター新旧
オルタネーター新旧

この車両のオルタネーターは、外しやすい場所にあるので、ベルトを外すだけで交換が可能です。
交換後は異音も解消し、快適にお乗りいただけるようになりました。

ポルシェカイエン ATF交換

平成21年式、14.7万km走行のポルシェカイエン。
先日の911と同じオーナー様で、こちらもATF交換のご依頼です。

ポルシェカイエン
ATF抜き取り
ATF抜き取り
オイルパン取り外し状態
オイルパン取り外し状態
取り外したオイルパン
取り外したオイルパン
ストレーナー交換
ストレーナー交換
オイルパン清掃
オイルパン清掃
オイルパン組付け
オイルパン組付け
油温調整
油温調整

作業の流れは先日の911と全く同じで、最後はATFの油温調整をして、オーバーフローでATFの量を調整します。
使用したATFも911と同じ、ワコーズATFセーフティスペックです。

ポルシェ911(996型)ATF交換

平成13年式、11.2万km走行のポルシェ911(996型)。
ATF交換のご依頼です。

ATF抜き取り
ATF抜き取り
オイルパン取り外し状態
オイルパン取り外し状態
取り外したオイルパン
取り外したオイルパン
オイルパンマグネット
オイルパンマグネット
ストレーナー取り外し状態
ストレーナー取り外し状態
新旧ストレーナー
新旧ストレーナー
新しいストレーナー取り付け
新しいストレーナー取り付け
オイルパン清掃後
オイルパン清掃後

ここまでの作業手順は、一般的な国産車と同じです。
しかしながら、この車両は、オイルレベルゲージがなく、クーラーラインにホースを接続することもできず、オイルパンに装着できるアタッチメントもないので、下抜き交換を3度ほど繰り返す方法での交換となります。
なので、今回、トルコン太郎は、単にATFを充填するだけの役割です。
ただし、

ワコーズATFセーフティスペック
ワコーズATF セーフティスペック

今回、使用したATFは、ワコーズATFセーフティスペックです。
純正ATFと比較すると、かなりコストパフォーマンスが高いと思われます。

ちなみに、この車両はATFのレベルゲージがなく、規定の油温でオーバーフローさせて量を調整するタイプのものなのですが、一般的な国産車と異なりフィラープラグも存在しないため、オーバーフローチューブからATFを注入する必要があります。
そのため、途中からはエンジンを稼働させながらの補充となり、さらに、油温の確認もしなければならないので、ちょっと慌ただしい作業となります。
というわけで、そのあたりの写真がありませんがお許しください。