セレナ ラジエター交換
平成18年式、11.1万km走行のC25セレナ。
ラジエターからの冷却水漏れのため、ラジエターを社外新品に交換です。


この車、作業エリアが狭いので、エアクリーナーボックスやコントロールユニットなどを外さなければならないのですが、それでもラジエターを外すのはけっこうたいへんです。

取り外したラジエターを見ると、アッパータンクのカシメ部から冷却水がにじみ出ていることがわかります。

取り付ける新しいラジエターは、純正品は高いので、社外品を使います。

ファンシュラウドやファンモーターは特に問題ないので、そのまま使います。

新しいラジエターを組付けて、冷却水の補充、エア抜きを行って、作業完了です。
ノート エアコン不調修理
平成25年式、4.9万km走行の日産ノート(E12)。
エアコンがほとんど冷えないということでご入庫いただきました。

まず、吹き出し口の温度を測ってみたところ、約28℃を示していました。
これでは、この猛暑の中ちょっと耐えられませんね。

ゲージを接続して圧力を測ってみたところ、ガスはちゃんと入っているようでしたし、目視とガスの圧力変化でコンプレッサーが機能していることも確認できました。
ただし、ガスの量が適量かどうかの判断はできないので、まずは、一度ガスを全て回収した後、真空引きを行い、規定量のガスを入れなおすところから始めることとしました。
通常、ガスが規定量より減ることはあっても増えることはないのですが、ごくまれに、ガスを入れ過ぎていると思われるケースがあるので…


ガスを入れなおした後、エアコンを稼働すると、低圧パイプがキンキンに冷えて結露していますし、除湿された水が床に大量に流れ出ていることからも、エバポレーターは十分に冷えていることがわかります。
それでも吹き出し口から出てくる風は冷たくなりませんので、これは、エアミックスの制御系の問題と考えられます。

この頃の日産のオートエアコンにはオンボード自己診断機能がついているので、その機能を用いて点検してみました。
オンボード自己診断機能にはSTEP.1~6のモードがあり、表示の異常点検、センサーの異常点検、モードドア位置の点検、アクチュエーターの作動点検、センサー認識温度確認、温度センサー補正等が行えます。
今回は、表示やセンサーには異常がなかったのですが、最も疑わしいエアミックスドアの動きを確認すると、フルHOTからフルCOLDに変化させても、エアミックスドアが全く動かないことがわかりました。


というわけで、エアミックスドアアクチュエーター不良と特定し、アクチュエーターを交換することにしました。

エアミックスドアアクチュエーター交換後、再度、オンボード自己診断機能によりエアミックスドアの動きを確認したところ、正常に作動していることが確認できました。

修理後には吹き出し口の温度が12℃となりましたので、この夏も快適にお乗りいただけるかと思います。
フィットのタイヤが変形
ホンダフィットにお乗りのお客様から、走行中にガタガタ振動するという連絡をいただき、すぐにお客様のところに状況確認にうかがいました。
試運転してみると、走行速度に応じたゴトゴトといった振動が伝わってくることがわかりました。


車を降りてタイヤを確認すると、(写真だとちょっと分かりにくいですが)左リアタイヤの一部がいびつな形に膨らんでいることに気がつきました。

タイヤを車から外して、縦方向から見ると、真ん中がマルク膨らんでいることがよくわかります。

バルブコアを外して空気を抜くと、波打つように変形しました。
タイヤはゴムだけでできているわけではなく、タイヤのトレッド部(接地面)は、カーカスと呼ばれるワイヤー状の金属やベルトと呼ばれるメッシュ状の金属等で補強されているのですが、真夏の炎天下のアスファルト上に長時間駐車していたことにより、これらの金属が断裂したか、熱膨張により変形してしまったのでしょうか。
タイヤの溝はまだかなり残っていましたが、6年前に製造されたタイヤだったため、お客様の了解を得て4本とも新品に交換しました。
このようなこともあるので、タイヤは早めの交換をおすすめします。
トヨタIQ トルコン太郎でCVTF交換
平成21年式、5.6万km走行のトヨタIQ。
トルコン太郎でCVTF交換のご依頼です。

今回は、オイルパン脱着・清掃は行わず、CVTFのみの交換です。
この車両は、クーラーラインのホースが外に出ておらず、また、レベルゲージも設けられていないため、すべてオイルパン下からの作業となります。


まず、CVTのオイルパンから、ドレンプラグとオーバーフローチューブを取り外し、オイルパンに溜まっている古いCVTFを排出します。


古いCVTFが排出できたら、オイルパンにアタッチメントを装着し、トルコン太郎を接続してCVTF循環式交換です。

今回、使用したのは、ワコーズさんのCVTFです。

循環交換を終えたら、オーバーフローチューブを装着し、規定量+αのCVTFを充填し、オーバーフローで量を調整するのですが、交換作業を行っているうちにCVTFの油温が上がってしまうため、オーバーフロー調整の規定の油温(35℃~40℃)まで温度を下げる必要があります。
ところが、この時期の気温では、放っておいたらいつまでたっても油温が下がらないので、スポットクーラーと扇風機で強制的にCVTFを冷まします。


油温が十分に下がったら、エンジンを始動して、規定の油温でオーバーフローさせて量を調整します。
オーバーフロー後は、ドレンボルトに新しいパッキンを装着して、規定のトルクで締め付けて作業完了です。
キャリィダンプ クラッチオーバーホール
平成17年式、9.8万km走行のキャリィダンプ。
畑で発進不能となり、引き上げてきました。
クラッチのオーバーホールです。

下回りの泥汚れがひどかったので、まずはスチーム洗車からです。
ダンプは荷台を上げることができるので、洗いやすくて良いですね。


2DWであれば一人で持てるくらいの重さなのですが、4WDだとトランスファーと一体なので重いです。
とはいえ大人2人もいれば持てなくはないのですが、万が一、落としたりしたら大変なので、ミッションジャッキをセットして安全に作業をします。



ミッションを下ろしてみると、レリーズベアリングが損傷しかかっており、クラッチディスクもほぼ限界まで摩耗していました。

レリーズフォークとその周りをキレイに掃除して、新しいレリーズベアリングをセットします。

エンジン側に新しいクラッチディスクとクラッチカバーをセットし(写真、撮り忘れました…)、ミッションを組付けます。
最後に、プロペラシャフトを取り付けて作業完了です。