整備事例

NV200バネットにアシストグリップを

お客様が中古で購入された平成26年式のニッサンNV200バネット(VM20)。
高齢者等の送迎に使用するため、助手席にアシストグリップを取り付けたいとのご依頼。

部品設定がなくてアシストグリップが取り付けられない車種もありますが、幸い、この車種はオーテックにて部品設定がありましたので、純正のアシストグリップを取り付けることができました。

作業前の状態
作業前の状態
オーテックの部品
オーテックの部品
位置合わせ
穴あけの位置をマーキング

まず、フロントピラーガーニッシュを外し、内板パネルに穴をあける位置をマーキングします。

ドリル
ドリル
使用したドリル

次に、マーキングした位置に穴を開けるのですが、マーキングからずれないように、まず細いドリルで中心に穴を開けたうえで、所定のサイズのドリルで穴を開けます。
その際、勢い余って外板パネルまで傷つけてしまわないように、ドリルにテープを巻いておきます。

ナットサート取り付け
ナットサートの取り付け

所定の位置に穴が開いたら、そこに、ナッターでナットサートを取り付けます。

ブラケット
ブラケットの取り付け

先に取り付けたナットサートを利用して、ブラケットをボルトで固定します。

ガーニッシュに穴あけ
ガーニッシュに穴あけ
ガーニッシュに穴あけ

最初に取り外したガーニッシュにも所定の位置に穴を開けて、ピラーに取り付けます。

アシストグリップ取り付け
アシストグリップ取り付け

最後に、ガーニッシュの上からアシストグリップを取り付けて作業完了です。

これで、ご高齢の方も助手席への乗り降りが少し楽になるはずです。

ルノーキャプチャー エアコンの冷えが悪い

平成26年式、4.5万km走行のルノーキャプチャー。
エアコンの冷えが悪いということで、ガス充填のご依頼です。

ルノーキャプチャー
作業前の吹き出し口温度
作業前の吹き出し口温度

最初に吹き出し口の温度を測ってみると、21℃でした。
これでは、この季節の炎天下では暑くてたまらないかもしれませんね。

ガス回収
ガス回収

まずは、冷却系統内のガスを回収します。

真空引き
真空引き

次に、真空引きを行うことで、冷却系統内を真空にすると同時に水分を除去します。

ガス充填
ガス充填

真空引きの後、冷却系統のエア漏れがないことを確認し、規定量のガスを充填します。
お客様のご希望で、ワコーズ・パワーエアコンプラスも充填しました。

作業後の吹き出し口温度
作業後の吹き出し口温度

ガス充填後の吹き出し口温度は、12℃まで下がりました。
これで何とかこの夏の暑さを乗り切っていただくことができそうです。

レクサスIS250 トルコン太郎でATF交換

平成21年式、6.9万キロ走行のレクサスIS250。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。

レクサスIS250
オイルパンマグネット
オイルパンマグネット

最初にATFを抜き取り、ATのオイルパンを外します。
汚れはあまりひどくありません。

ストレーナー交換
ATFストレーナー交換
オイルパン清掃
オイルパン清掃後
ATF交換
ATF交換(オイルパン循環交換)

清掃したオイルパンを取り付けた後は、チェンジャーを接続してATFを交換します。
この車両は、ATFクーラーラインが外に出ておらず、レベルゲージもないため、オイルパン下からの循環交換を行います。

油温調整
油温調整
オーバーフロー調整
オーバーフロー油量調整

最後に、AT油温を調整して、オーバーフローで量調整を行い、作業完了です。

キューブ トルコン太郎でCVTF交換など

平成26年式、24.7万km走行のキューブ(Z12)。
トルコン太郎でCVTF交換その他のご依頼です。

キューブ(Z12)
CVTF抜取り
古いCVTFの抜取り
オーバーフローチューブ
オーバーフローチューブ

このミッションは、ドレンプラグとオーバーフロープラグが同じなので、オーバーフロープラグを外してCVTFを抜き取る必要があります。

抜き取ったCVTF
抜き取ったCVTF
取り外したオイルパン
取り外したオイルパン
オイルパンマグネット
オイルパンマグネット

ストレーナー新旧
ストレーナー新旧

ストレーナー交換後
ストレーナー交換後
オイルパン清掃後
オイルパン清掃後
CVTF交換
CVTF交換(オイルパン循環式交換)

オイルパンを取り付けた後、チェンジャーを接続してCVTFを交換します。
この車種はオイルクーラーラインが外に出ていないタイプなので、オイルパン下部からの循環交換を行いました。

油温調整
油温調整

オーバーフローで量を調整するため、まず、CVTFの油温を調整します。

CVTフルード劣化度初期化
CVTフルード劣化度データ初期化

量調整が終わったら、最後にCVTフルード劣化度データを初期化します。

ご依頼いただいたもう一つの作業は、スパークプラグの交換です。

インマニ取外し状態
インテークマニホールド取外し

この車両は、インテークマニホールドを外さないとプラグの交換ができません。

スパークプラグ新旧
スパークプラグ新旧

古いスパークプラグはかなりの劣化が見られます。

作業完了
作業完了

インテークマニホールドのガスケットも新品に交換して取り付け、作業完了です。


ヴェロッサ トルコン太郎でATF交換

平成14年式、走行9.5万kmのトヨタヴェロッサ(JZX110)。
車検に際して、トルコン太郎でATF交換のご依頼です。

作業の手順はいつもと同じですが、写真で簡単に紹介します。

作業前
作業前
オイルパン取り外し状態
オイルパン取り外し状態
ストレーナー新旧
ストレーナー新旧
オイルパン清掃後
オイルパン清掃後

肝心のオイルパン清掃前の写真を撮り忘れました…(汗

ストレーナー交換後
ストレーナー交換後
オイルパン取り付け後
オイルパン取り付け後
バイパスホース接続
バイパスホース接続
圧送交換
ATF圧送交換
新油モニター
新油モニター
クリーナーモニター
クリーナーモニター

今回は、ワコーズATFセーフティスペックを13L使用して圧送交換を行いました。
新油と同じとまではいきませんが、最初に抜いたものと比べるとかなり透明度が高くなりました。

油温調整
油温調整

最後に、AT油温を80℃まで上げて、ATFの量を調整して作業完了です。