整備事例

アトラス スターターモーター交換

平成7年式、6.5万km走行の日産アトラス(SM2F23)。
1月にグローリレーを交換した車両ですが、今度はスターターモーターの回転が弱く、エンジン始動困難な時が多いとのことで、スターターモーターの交換です。

アトラス

リフトで上げられるサイズのトラックなので、作業が楽です。

古いスターターモーター
スターターモーター交換前

そして、スターターモーターも比較的作業がしやすい位置にあります。

スターターモーター新旧
スターターモーター新旧

今回は、リビルト品のスターターモーターに交換です。

スターターモーター交換後
スターターモーター交換後

交換後は、スムーズにエンジン始動できるようになりました。

ムーブ ラジエター交換など

平成15年式、13.3万km走行のダイハツムーヴ(L150S)。
冷却水漏れにてご入庫です。

ダイハツムーヴ
アッパータンクからの冷却水漏れ
アッパータンクからの冷却水漏れ

アッパータンクからの冷却水漏れが確認されましたので、新品のラジエターに交換です。

ラジエター取り外し
ラジエター取り外し

ラジエターを取り外すには、左ヘッドライトユニットを取り外し、クーラーコンデンサーを少し移動させる必要があります。

ラジエター新旧
ラジエター新旧

ラジエター交換後の写真は撮り忘れてしまいました(汗

また、左ロアアームのボールジョイントにガタが見られたので、ロアアームの交換も行いました。

左ロアアーム交換
左ロアアーム交換

ロアアームを取り外す際、そのままでは前側のボルトが干渉して抜けないので、クロスメンバーを少し下げてやる必要があります。

ロアアーム取外し状態
ロアアーム取外し状態
ロアアーム新旧
ロアアーム新旧
ロアアーム交換後
ロアアーム交換後

水漏れとロアアームのガタがなくなったので、これでまた安心して乗っていただけます。

ステージア トルコン太郎でATF交換

平成12年式、40.8万km走行の日産ステージア(WGC34)。
トルコン太郎でATF交換のご依頼です。

日産ステージア

今回は、オイルパン脱着・清掃なしで、ATFのみの交換です。

バイパスホース接続
バイパスホース接続
圧送交換
トルコン太郎で圧送交換
廃油モニター
廃油モニター(初期段階)
新油モニター
新油モニター
クリーナーモニター(交換完了後)
クリーナーモニター(交換完了後)

最初に抜けてきた廃油はかなり黒かったですが、ATFを13リットル使用して圧送交換後、新油と同等の透明度が得られるほどにキレイになりました。

kei エンジンマウント交換

平成20年式、17万km走行の、スズキkei(HN22S)。
エンジンマウント交換のご依頼です。

kei
スズキKei

マウントは、左右、リアの3箇所あります。

右マウント
右マウント
右マウント
左マウント
左マウント
左マウント
リアマウント
リアマウント
リアマウント

マウントを全て交換することで、エンジンの振動が抑えられ、快適性が格段に向上しました。

ジムニー 排ガス数値が下がらない

平成13年式、15.5万km走行のジムニー(JB23W)。
車検でお預かりしたのですが、排ガスの数値(HC)が基準値を大幅にオーバーしています。
HCの数値のみが高いということは、燃調が薄すぎて失火しているか、別の理由で失火して生ガスが排出されていることになります。

エンジンオイル、エレメントの交換、スパークプラグの交換など、基本的な整備は実施済み。
圧縮を測ってみると、2番がやや低めだったので、圧縮抜けにより点火状態が悪くなっていることが推察されました。
試しに2番だけインジェクターをカットしてみましたが、あまり数値は下がりません。
というわけで、数値が下がらないのには他に理由がありそうです。

排ガスの数値が下がらない場合に、まず最初に疑われるのはO2センサー不良です。
関連するエラーコードは拾っていませんでしたが、オシロスコープで波形を見てみることにしました。

点検用ハーネスの接続
点検用ハーネスの接続
O2センサーの波形
O2センサーの波形

波形を見ると、O2センサーがほとんど反応していないことがわかりましたので、さっそく、O2センサーを新しいものと交換することとしました。

O2センサー新旧
交換後のO2センサー波形

O2センサー交換後は、リッチ信号とリーン信号を繰り返すキレイな波形となりました。
HCの数値もかなり下がったのですが、わずかに基準値を上回っています。

次は、触媒の状態を見てみることにしました。

触媒の内部

ファイバースコープで中を覗いてみたのですが、何と触媒が見あたりません!

たまたま、社内にスクラップの同型車種があったので、そちらの触媒を外して比較してみました。

触媒比較
触媒なし
触媒あり

スクラップ車から外したものは、内部にちゃんと触媒が確認されました。
今回の車両は、前オーナーが触媒を外してしまったのかもしれません。

触媒を付け替えると、HCの数値も規定値内に納まりました。
ちょっと時間がかかりましたが、無事に車検に合格することができました。