整備事例

スマートフォーツー クラッチアクチュエーター交換

平成22年式、6.1万km走行のスマートフォーツー。
走行中に突然エンジンストールし再始動不可となったそうで、お客様のご自宅から積載車で搬送してきました。

スマートフォーツー

キーを回しても何の反応もないので、まずは充電系統のトラブルを疑ってバッテリー電圧を点検してみましたが、バッテリーには問題ありませんでした。
スキャンツールにてエラーコードを確認したところ、クラッチ系統のエラーを拾っていたので、クラッチ系統のデータモニターをしてみます。

クラッチ系統点検
クラッチ系統データモニター

クラッチの基準ポジションと、実測値ポジションが大きくかけ離れていますので、クラッチが動いていないことが推察されます。
この車両は、マニュアルトランスミッションを機械が自動で操作するセミオートマタイプのトランスミッションなので、エンジンを始動する際にもクラッチが動くはずなのですが、実測値ポジションは全く動かず、目視でもクラッチアクチュエーターが動いていないことが確認できました。

クラッチアクチュエーター
クラッチアクチュエーター

クラッチアクチュエーター不良によりエンジンが始動できない状態になっていると考えられたので、お客様の了解を得て、中古部品と交換することとなりました。

クラッチアクチュエーター取り外し状態
クラッチアクチュエーター取り外し状態
クラッチアクチュエーター新旧
取り外したクラッチアクチュエーターと交換用部品
クラッチ接続位置学習
クラッチ接続位置学習

交換用のクラッチアクチュエーターを取り付けた後、クラッチ接続位置の学習を実施して作業完了です。
無事にエンジン始動、走行が可能となりました。

新車のタントをツートンカラーに

以前にムーヴキャンバスノアを新車でご購入いただき、ツートンカラーに塗装させていただいたお客様が、今回はタントをご購入下さいました。
前回と同じくツートンカラーに塗装させていただきました。
車種は違いますが、作業内容はほぼ同じなので、今回は簡単に写真だけご紹介します。

ライン出し
ライン出し
ボディ塗装
ボディ塗装
ドア塗装
ドア塗装
完成
完成
いつものカッティングシートを貼って完成

キャリートラック クラッチオーバーホール

平成21年式、10.4万km走行のキャリィトラック(DA63T)。
クラッチの滑りでご入庫です。

クラッチディスクの摩耗が原因と考えられますので、クラッチオーバーホールです。
このところ、ちょっとキャリィのクラッチ交換が続いているような気がします。
詳細はこちらと全く同じなので、今回は簡単に写真だけ並べておきます。

トランスミッション
降ろしたトランスミッション
クラッチディスク
クラッチディスク
クラッチカバー
クラッチカバー
レリーズベアリング
レリーズベアリング
ミッションケース清掃
ミッションケース清掃後

ミッションケースを清掃し、クラッチ3点セットを交換して組付けたら完了です。

インプレッサG4 右側面修理

平成25年式スバルインプレッサG4。
右側面の鈑金塗装です。

右側面損傷状況
右側面損傷状況

自損事故で右フロントドア下部を損傷しています。

右サイドシル損傷状況
サイドシルの変形

サイドスポイラーを外すとサイドシルが押されて大きく変形しています。

ドア取外し
ドア取外し

サイドシルの鈑金のために、右サイドのドアを取り外します。

サイドシル鈑金
サイドシル鈑金
サイドシル パテ仕上げ
サイドシルパテ仕上げ

サイドシルに鈑金とパテを施します。
サイドスポイラーを取り付けるとほとんど見えなくなるところですが、ちゃんと形を整えておかないと、サイドスポイラーがきっちり取り付けられません。

サイドシル塗装完了
サイドシル塗装完了
修理完了
修理完了

サイドスポイラーは塗装色で仕上げられた新品パーツを、右フロントドアは同色の中古パーツを取り付けて修理完了です。

アトラス グローリレー交換

平成7年式、6.4万km走行の日産アトラス(SM2F23)。
エンジン始動困難とのことでご入庫しました。
症状としては、朝一番でエンジンをかけようとすると、セルモーターは回るもののなかなかエンジンが始動せず、しつこくセルを回し続けると何とかエンジンが始動するというものです。
一度エンジンが温まってしまえば、再始動は難しくありません。

症状とこの季節から考えると、グローが働いていないことが推察されたので、まずグロープラグの電圧を測ってみると、やはり電圧がかかっていません。

グロータイマー
グロータイマー表示灯

グロー表示灯は一定時間点灯するので、グロータイマーは働いているようです。

導通点検
導通点検

グローリレーの手前まではグロー電源電圧がかかりますし、グロータイマーからリレーまでの導通、リレーからグロープラグまでの導通も問題ありません。

グロリレー点検
グローリレー点検

となると、残るはグローリレーの不具合ということになりますので、グローリレーの作動点検をすると、はやりグロリレーの不良でした。

新しいグローリレー
新しいグローリレー

新しいグローリレーと交換すると、無事、エンジンが一発始動するようになりました。