セレナ ラジエターファンモーター交換
平成24年式、9.5万km走行の日産セレナ(HFC26)。
停車時にエアコンが冷えないとのことで点検してみると、ラジエターファンモーター不良でファンが回っていなかったので、ファンモーターの交換です。
ファンモーターを交換するためには、まずファンシュラウドを取り外す必要がありますが、なかなか簡単には外れてくれません。
まず、冷却水を抜いて、エアダクト、ラジエターアッパーホース、サブバッテリー、バッテリートレイ、ブラケット、CVTフルードパイプなどを外します。
それでも、ファンシュラウドは外れません。
このラジエターフィラーネックと呼ばれる部分が出っ張っているために邪魔になって、なかなか抜けないのです。
そこで、整備書には記載がありませんが、ラジエター上部のマウントブラケット左右を取り外すことにより、ラジエターを少し動かせるようにします。
こうすることで、かなり苦労はするものの、何とかファンシュラウドを取り外すことができます。
ファンシュラウドが外れてしまえば、あとはそう難しくありません。
ファンを外して、ファンモーターを交換します。
ファンシュラウドを組み付け、取り外した各パーツを元通りに組み付けた後、抜いた分の冷却水を補充して作業完了です。
CR-Z 左クォーターパネル他鈑金塗装
平成24年式のCR-Z(ZF1)。
左クォーターパネルと左サイドシルガーニッシュを、鈑金塗装で修理です。
左クオーターパネルは、広範囲に凹んで、フロントドアから続くプレスラインやホイールアーチのプレスラインも変形しています。
左サイドシルガーニッシュは、上部がひび割れています。
左クォーターパネルは、鈑金とパテで形を整えます。
サイドシルガーニッシュは、裏からFRPで補強し、表側はパテで形を整えます。
今回は仕上がり優先で、リアバンパー、左テールランプユニット、左ドアアウターハンドルを外し、クォーターパネルに隣接するドアまでボカシ塗装を施します。
塗装磨きの後、取り外したパーツを取り付けて完成です。
キレイに仕上がりました。
フェアレディZ トルコン太郎でATF交換など
平成27年式、8.7万km走行のフェアレディZ(Z34)。
トルコン太郎でATF交換です。
オイルパン脱着等はなしで、ATFのみの交換となります。
ワコーズATFセーフティスペックを14リットル使用し、最初の廃油モニターの状態よりもかなり透明度が高くなりました。
この後の量調整は油温を下げて、規定の温度でオーバーフローさせることにより行うのですが、まだまだ暑いこの時期ですので、なかなか油温が下がりません。
というわけで、スポットクーラーと扇風機により、強制的にATFを冷却します。
その間に、もう一つのご依頼いただいた作業を実施します。
そうこうしているうちにATFの温度も下がったので、油量調整を行います。
マーチ ブロアファン交換
平成25年式、14.5万km走行の日産マーチ(K13)。
エアコンの風が出ないとのことでご入庫です。
ブロアファンが回転しない原因には、ヒューズ、スイッチ、レジスター、ハーネス、ファンモーターなど、様々なものが考えられます。
今回は、ブロアファンモーター手前のカプラーで電圧を確認し、ブロアファンモーター不良と特定しました。
ということで、さっそくブロアファンモーターの交換を進めるわけですが、それほど簡単な作業ではありません。
ブロアファン一つを交換するためにここまでの部品を取り外さなければならないのは、かなり作業効率が悪いです。
しっかり風が出るようになったので、まだまだ厳しい残暑も快適に過ごしていただけそうです。
プリウスα フロントバンパー・左フロントドア鈑金塗装
平成23年式のプリウスα(ZVW41W)。
フロントバンパーの下側と左ドアに傷をつけてしまったため、修理のご依頼です。
自費修理なので、部品の脱着を行わず、塗装範囲をできるだけ小さくすることで、費用を抑えることとしました。
フロントバンパーは、下側だけの塗装として塗装面積を抑えました。
左フロントドアは、1枚だけのブロック塗装とし、塗装面積を抑えました。
また、ドアアウターハンドル、ドアミラー、モールディングはマスキングとし、脱着工賃を抑えました。
左リアドアの傷はごくわずかだったので、タッチアップで対処しました。
パッと見にはほとんどわからない程度に仕上がりました。